2012年2月26日日曜日

Somewhere over the rainbow

今日のお昼は生ハムのサラダと、梅干し&ツナの和風スパゲティです。
ずっと前に陶器市で買った粉引き(濃い色の土に、白い土を刷毛で塗って
あたたかいアイボリー色の風合いに仕上げたもの)のお皿に盛ってみました。

このお皿を買った時のこともよく覚えてます。なぜかというと
作家の青年がかっこよかったから!
若い方(もちろん男女問わずですよ。)が作品を展示していると、
もう買わずにおれないのです。
がんばって作った様子が目に浮かんできて並んだ作品について説明してくれる
その姿がすごくかわいくて、私はまるで親類の若い子の作品展を見に来たおばちゃんです。

自分だってまだ先輩風を吹かせられるような立場の者ではありませんけど、
独立して私自身の作品を作り始めて、
それを初めて買っていただいた頃のことをつい重ね合わせてしまいます。
初めて買ってもらったのは、たぶんお湯呑、500円でした。
うれしかったなぁ。


だから最近はもっとたくさん仕事して稼いで、みんなの作品を思いきり買えるマダムに
なりたいなぁと思っています。
モノを片付けようのご時世の中で、買ってしまう私ですが
小5の娘はそれでいいと言ってくれてます。
「人のつくったものをどんどん買うと景気がよくなるからいいの。
だから自分もお小遣いで色々買ってしまうんだよ。」と彼女の理屈です。
経済的教育としてこれでいいのか、よくないのか私にはわかりません。
けれど、私に似て!?いい子だと思います。

Jake Shimabukuro「Somewhere Over The Rainbow」素敵な音色です。
みんなの願いがこれからたくさん実りますように。。。


2012年2月17日金曜日

すてきな手の表情にはちょっと見入ってしまいます。
暮らしが垣間見えるような手が好きです。

この冬の寒い中、仕事や家事がたくさんの毎日で ちょっとかさかさ
してしまったっていう感じの女性の手。
思わず握りしめて温めてあげたくなって、
自分は男か?!とはっと我に返ったり。
それとか、職人のおっちゃんの日焼けして厚みのあるしわしわの手に
金のかまぼこ型の結婚指輪がもう取れませんよといわんばかりに
体の一部となっていたりすると、胸がきゅーんとなります。
きっとお家にはおいしい料理が待ってるんだろな~とか。
子供たちのふっくらした手は、もうそれだけで私達の元気の源ですね。


もしもあなたのそばに少し滅入ってる人がいたら、しっかりぎゅーっと
握手、あるいは大きく包んであげてください。
うまく言葉で言えない時はそうして伝えることもいいと思います。


明日は「のんびり陶芸」と題して冬の陶芸教室の講師をしてきます。
こちら九州も外は厳しい寒さですが、心があたたまる楽しい時間にしたいと
思っています。
皆さんが陶芸をしている時の手は、とても美しいです。
一生懸命だれかのために、あるいは自分のためにつくっている手。
私は教えながら、繊細な手や、ぽっちゃりした手や、たくましい手を
うっとりしながら観察しているのです。
誰の器を作ってるの?って、明日はみなさんに質問してみましょう。
こちらが嫉妬してしまいそうな答えが返ってくるような気がしています。

今日は大好きなオリジナルラブの「プライマル」を聞きながら書いています。